一般社団法人 日本カラリスト協会 創立20周年記念事業
2025年10月10日(金)、東京都港区赤坂の明治記念館本館「鳳凰・蓬莱の間」において、
「色で暮らしを豊かに 〜日本の色彩文化を明日につなぐ〜」 をテーマに、
一般社団法人日本カラリスト協会 創立20周年記念式典を開催いたしました。

〇色彩SDGsトークショー
日本カラリスト協会が行ってきた「色彩SDGs」活動を紹介するトークショーが、
田中映縭子、中村裕美子、髙田智子の三人の理事により行われました。
子どもたちが参加する「色彩SDGs活動」では、不要となったチラシや雑誌を再利用し、
親子で楽しく制作する色彩コラージュの様子が動画で紹介されました。

〇20周年特別講演「白い紙は神に通じる 〜越前和紙縁起飾り〜」
越前市出身の作家・山本一惠氏による越前和紙作品は、いずれも気品と美しさにあふれ、
展示された作品の制作過程にも深い感銘を受けました。
和紙が持つ「白」という神聖な色を通して、深い歴史と伝統を感じられる講演でした。


〇検定優秀団体表彰式
検定試験を実施している多くの団体・企業の中から、
優れた実績を上げられた団体への表彰が行われました。


〇きもの講演会「大地に染まる黒と風にゆれる黄と青~奄美と沖縄の天然染料が語る色彩の記憶~」
株式会社やまとの髙橋芽依氏による講演では、
奄美や沖縄のミンサー織・大島紬などの染色や織りの伝統が紹介されました。
同社は各地の職人と連携し、泥染めや植物染料など、
天然染料による豊かな色彩と技術を現代のきものづくりに受け継ぐ活動を続けています。


第2部 祝賀交流会
会場を「蓬莱の間」に移し、開催された祝賀交流会では、会長挨拶に続き、
来賓であるアドバイザリーボードの方々をご紹介するなど、協会に関わる皆様との交流の場となりました。

